
ダイアミンDIAMINEのRegistrar's Ink
色はブルーブラックです。
没食子インク、通称で古典ブルーブラックとも呼ばれる、昔ながらの製法のインクで、万年筆が詰まりやすくなったり、鉄製のペン先だと腐食したりという、取り扱いの面倒はありますが、とにかく、うちにあるモレスキンでは裏抜けしない稀有なインクで貴重な存在です。
試筆
その裏側
抜けてません。
日本製のノートだと、「そんなの当たり前でしょ!」みたいなことですが、モレスキンだと万年筆のインクは9割が裏抜けします。「万年筆が似合うノート」というようなフィーチャーをした雑誌記事などがよくあるので、それと現実とのあまりのギャップに言葉もありません。
ダイアミンは海外製のインクですが、国内のお店でも取り扱いのあるところがあります。(一般の文具店では、置いているところは珍しいのではないかと思います)
私の知る限りでは、キングダムノートさんと、ナガサワ文具センターさんで取り扱いがありました。ナガサワさんでは在庫切れしているようです。
キングダムノートさんの楽天市場店の商品ページ
http://item.rakuten.co.jp/kingdomnote/2996100088131/
以前は、LAMYのブルーブラックインク(ボトル)が、古典ブルーブラックで、モレスキンでも裏抜けしないインクとして鉄板でしたが、メーカーさんがインクの製法を古典から染料系に変更したため、他のインクと同様に、ダダ漏れに裏抜けするようになりました。
他、モンブランのミッドナイトブルーも、「漏れないインク」とネット上に情報がありましたが、モレスキンの用紙には個体差があり、ロットによってはこれも裏抜けしましたし、これまたメーカーさんがインクを染料系に変更したので、もはや論外です。
ペリカンのブルーブラック、ローラー&クライナーのサリックスとスカビオサ、セーラーの極黒も、「抜けない」というのでネットで名前が挙がっていましたが、うちでは裏抜けしました。(他のインクよりはマシでしたが)
つまるところ、LAMYの旧ブルーブラックだけが、真の「モレスキンでも抜けないインク」だったんです。それが廃番ということで、困っちゃったんですが、ダイアミンが私の救世主として光臨しました。
ありがとうダイアミン!
今後ずっとダイアミンのRegistrar's Inkが作られ続けることを期待してやみません。
ところで余談ですが、没食子インクは澱が生じる性質があり、詰まりやすいそうです。ですから、インクを入れた万年筆は、できれば毎日、少なくとも2、3日に一度は筆記に使い、さらに定期的に洗浄する必要があります。
この記事を書いた夜は、実は次女の夜泣きに起こされまして、目が冴えてしまい、そういえば今日はダイアミン入れたペンを使っていないなと思い出して、ペン先のインクを動かすためだけにペンをとったのでした。
なんだか、ヌカ床みたいですよね。
毎日かき混ぜないといけなくて。
面倒なようですが、ペットだと思えば、可愛いやつです。それに毎日ペンを取るキッカケにもなりますしね。
私の、漏れモレスキンと万年筆をめぐる苦しい恋の物語も、やっとハッピーエンドとなりましたので、記念にここに記しておきました。
これでインク沼から抜け出せる?
どうでしょうね?(ぶくぶく……)


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