2012年9月7日金曜日

お姉ちゃんという存在

秋に出産なんで、臨月になったら美容院いかれへんわということで、髪を切ってもらってきました。
ちょっとばかし早産の兆候があるらしいので、万が一の時に美容院に迷惑かけられないし、早めにね。
親父ギャグを愛するムスメ様にも、「そうなったら美容師さんに、びょういんじゃなくて、びよういんで生まれちゃった、えへへっ、って言わなきゃいけなくなるね( ´ ▽ ` )!」と言われ、そんなん言うとる場合ちゃうやろって内心ヘナヘナってなりましたが、その通りです。実際そうなった時に、そのネタを平気で言えたら私も凄いと思うけど、みんなドン引きと思います。いろいろな点で。

第二子は妹のようです。
姉妹ということになります。

私自身は一人っ子なので、姉妹というのは良くわかんないのですが、私の幼馴染に妹のいる子がいて、子供の頃、公園とかに妹がどこまでもついてくるので、非常に疎ましがっていました。
時々、「ついて来んといて!!」と妹をドツいたりしていたもんで、何の罪もない妹に暴力を振るうとは、お姉ちゃんてなんて怖い生き物なんだと思ったものでした。そして一番不思議だったのは、その妹さんが、ドツかれても文句も言わず、泣きながらでもずっとお姉ちゃんについて行くのをやめないことでした。

その話を美容師さんにしたら、「私も妹なんですけど、小学生くらいまでは、お姉ちゃんについて歩いてましたね。そしてウザがられてました」と言うので、長年不思議だった、妹がなぜ姉について回るのかについて尋ねました。
そしたらね、美容師さんが言うには、「なんかしらんけど、お姉ちゃんと一緒にいたいんですよね」とのことで。
「お姉さんが好きなんですね」と何気に言うと、「いやいや、そうやないんです。ケンカばっかりしてたし、嫌いなんです。でも一緒にいたいんです。仲良くなったのは、大人になってからで、今は仲いいんですけどね」と、絶対誤解しないでみたいに訂正されました。

嫌いなん? お姉ちゃん?

またある時、けっこう昔の話になりますが、私がケンタッキーフライドチキンで鶏を食っておりますと、隣の席に気だるそうな高校生女子2人組がいて、いかにもダルいというふうに話しておりました。
「もーほんま妹ウザいわー」と一人が言います。それから十分十五分くらい、いかに自分の妹がウザいかという話が延々と続き、「うち、お兄ちゃんが欲しかったんやわ。それが無理なら弟でもええわ。とにかく妹はいらんわ。一番いらん。妹ウザいわー、消えてくれへんかな!」と女子高生はダルそうにポテトを食いながらボヤき、ずずーっと音を立ててオレンジジュースを飲み干し、ぽつりと言いました。
「でも自分以外が妹の悪口言うとムカつくし、許せへん。言わんといてほしい。お母さんとか。なんでやろ?」
聞いていた友達が、「好きなんちゃうん、妹が」と、さも当たり前のように答えましたが、女子高生は、「それはない。絶対ない」と即答していました。

どういうことなの?
姉妹ってなんなの?
お姉ちゃんはなんでケンタでそんな、ちょっといい話みたいなのを友達にするの?
友達もなんか思わせぶりな、ふふふ、という笑い方をしただけで、それ以上何も言わずにいてあげていましたが、良い友達だったのかもしれません。

兄弟関係というのは私にとっては永遠の神秘です。いつも興味深いです。
姉妹のオカンになれば、その謎めいた神秘のヴェールが一枚くらい剥がれるかもしれません。
ますます謎が深まるだけかもしれないけど。

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