2014年1月1日水曜日

郵便配達

 元旦の朝の空気を入れようと思い、二階の窓を開けたら、隣家の郵便受けが見えた。
 横丁の角を曲がって、スケボーに乗った女の子が、ハガキの束を片手に疾走してくる。
 見覚えのある顔だ。隣家の小5の女の子の同級生だったと思う。
 そのスケボー女子は、白い息を吐きながら、友達の家の郵便受けに、年賀状らしきものを一通入れると、次の手紙の宛名を確かめ、行き先を確かめて、また勢い良くスケボーを蹴り出していった。

 小学生だと、仲のいい友人の、家の場所を知っていても、住所を知らないということは多々ある。うちの娘の友達も、家の場所と、親御さんのメールアドレスや電話番号を知っていても、肝心の住所が分からなくて、年賀状を出せない相手の方が多い。
 そういう時は、直に郵便受けに配達するしかない。

 スマホもメールもあって、便利な時代だ。便利さが悪いとは思わないのだが、不便さがいい時もある。例えば元旦の朝にスケボーに乗って、友達の家に手紙を配るという経験は、メールアドレスを知ってしまうと、なかなかできない。

 本人は寒くて面倒で辛かったかもしれないが、私はいいものを見せてもらって嬉しい。年賀状を受け取る友達も、きっと嬉しい驚きだろう。
 人を嬉しく驚かすというのは、簡単にできることではない。だからこそ価値があるのだ。

 それゆえこれを書き留める。

2 件のコメント:

  1. ( ;∀;) イイハナシダナー

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    1. さわやかで良かったのです。
      大人の勝手な萌えなんだけども。

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